桜丘法律事務所

弁護士紹介

亀井 真紀

2001年に弁護士登録を行い、司法過疎地である北海道紋別ひまわり基金法律事務所への赴任(2003年から2005年)を経て、東京に戻った後20年以上、様々な方の様々な悩みに寄り添ってきました。最近は社会情勢とも相まって、高齢者、障がい者の後見、財産管理、ホームロイヤー契約、遺言・相続の事件などを比較的多く扱うことがありますが、刑事事件、家事事件、債務整理事件など幅広く個人の方のご相談、ご依頼を大事にしています。いわゆるマチ弁です。日弁連、第二東京弁護士会の会務にも多く携わってきました。青臭いかもしれませんが、弁護士が自由と正義のために時には権力と闘うためには弁護士自治を貫く必要があるからです。また、現場で多くの方の悩みを聞いている弁護士だからこそ、伝えるべき様々な社会課題や提言があると考えています。

昨今は、たくさんの情報がインターネットなどを通じて散乱する中、何か困った時にはそれらを頼りにしてしまいがちです。それも悪くはないですが、全ての悩みには特有の事情があり、それ故に解決方法も様々です。ある人にとってのベストは誰にとってもベストというわけではありません。私達弁護士ができることは、あくまでも目の前のご相談者、ご依頼者に合った解決方法、選択肢を提示し、尽力することだと考えています。まずは貴方の悩みを聞かせて頂ければと思います。

所属

  • 第二東京弁護士会

略歴

2001年 第二東京弁護士会入会 桜丘法律事務所入所
2003年〜2005年 旭川弁護士会入会 紋別ひまわり基金法律事務所所長として赴任
2005年 第二東京弁護士会再入会 現在に至る

主な会務等の経歴
第二東京弁護士会 高齢者・障がい者総合支援センター運営委員会委員長(2017年、2018年度)
第二東京弁護士会東日本大震災対策本部委員・嘱託、綱紀委員会委員
第二東京弁護士会副会長(2021年度)
日本弁護士連合会事務次長(2022年6月〜2024年5月)

東京都精神医療審査会審査員
東京都労働局あっせん委員
渋谷区社会貢献型後見人推進委員会委員
渋谷区成年後見制度利用促進会議委員
日本司法書士連合会・簡裁訴訟代理等関係業務特別研修講師
など

主な現在の所属
日本弁護士連合会 高齢者・障害者権利支援センター委員、国選弁護本部委員

第二東京弁護士会 高齢者・障がい者総合支援センター運営委員会委員、公設事務所運営支援等委員会委員

東日本大震災原発被災者弁護団
など

過去に取り扱った事件

離婚

北海道の紋別に赴任していたころも含めて数多くの離婚事件を扱ってきました。
離婚調停や離婚訴訟の他、交渉で養育費の支払いなどを公正証書で約束することもあります。親権や監護権の争いでは、どのような対処がふさわしいか、裁判所の目線を意識したアドバイスをしています。弁護士を利用することでスムーズにまた確実に権利を実現することができる場面が多々あります。
また、離婚には様々な精神的負担があります。新たな一歩を踏み出せるような精神的サポートを心がけています。

相続

遺言の有効性、寄与分、特別受益、遺留分減殺等様々な場面での紛争を扱ってきました。これらは時として理論的に難しい問題があり、一般の方が一人で悩むには大変負担です。親族間の紛争に弁護士を入れることに躊躇を感じる方もいるかもしれません。しかし、煩わしいことだからこそ代理人をたてる意味があります。直接には伝えにくいことも代理人を通じてきちんと主張できたことで楽になったとおっしゃってくれた方もいます。

成年後見

ご家族などから相談を受けて自らを候補者として後見申立をし、また家庭裁判所から依頼を受けて後見人になることがあります。身寄りのない方の不動産を売却したり、住まいを探したり、介護施設と契約したりと、様々な活動を行っています。苦労も多いですが、福祉の方々と連携をとりながら高齢者の方などの生活をダイレクトにサポートできることにやりがいも感じています。今後ますます弁護士の役割が大きくなる分野のひとつだと思います。

交通事故

主に被害者側の代理人として、実質的には保険会社を相手に交渉、訴訟を経験してきました。最初の保険会社提示額より数百万円も上乗せした額で解決する事案は珍しくありません。損害の範囲を最終的に決定するのは保険会社ではありません。保険会社基準とよく言いますが、法律的には何の根拠もないのです。提示額に疑問があればぜひ一度弁護士に相談してみて下さい。

医療事件

患者側の代理人として先天性心臓疾患が問題になった訴訟、採血事故によりCRPSを発症したという事案の訴訟、その他調査や交渉事件を受任してきました。医療事件は独特の専門的知識が必要であり、長期にわたることが比較的多いものですが、医療機関に不信感をもった方の気持ちに寄り添った粘り強い活動を心がけています。
ちなみに、北海道に赴任している間には、馬の医療過誤事件を受任しました。もちろん馬(オーナー)側です。手術中の獣医の過失が認められ、馬としては破格の損害賠償が相手方に命じられました。

債務整理

件数としては最も多く扱ってきた分野です。特に紋別赴任時代には、任意整理(業者との個別交渉)、破産、個人再生、違法ヤミ金業者相手の事件等々、数百件を受けていました。貸金業者相手に過払い訴訟を起こすことも多くあります。債務者の経済生活の建て直しのアドバイスも行い、何のための債務整理か伝える努力をしています。

債権回収

個人の方がお金を貸したけど返してもらえない、会社として売掛金請求しているが払ってくれないなどの事件は世の中にたくさんあるものです。有耶無耶にせず、きちんと回収したいという方の権利実現のお手伝いをしてきました。財産の仮差押えをした後、訴訟提起するまでもなく交渉で解決する例も珍しくありません。額に関わらずまずはご相談ください。低コストの手段もアドバイスしています。

刑事・少年事件

紋別赴任時代には、当時の紋別支部の刑事事件をほとんど一人で受任してきました。情状事件が多いですが、それぞれの事件に合わせて示談等の努力はもちろん、何を裁判所に伝えるべきか、捜査に問題はないか、常に悩みながら活動しています。褒められたものではありませんが、時に、裁判官や検察官と喧嘩腰になってしまうこともあります。
当番弁護で出動し、早々に弁護活動をして不起訴に持ち込んだ例もたくさんあります。被疑者国選の拡大に伴い、「逮捕されたらすぐ弁護士を呼ぶ」という意識がより高まることを期待しています。もちろん裁判員裁判も積極的に受任していく予定です。
また、少年刑事事件もたくさん受任してきました。何度か非行事実を繰り返している少年に会う度に、前の事件のときに少年への教育、家庭環境の調整等できなかったものだろうかと思います。ご家族の方、少年が逮捕されたり鑑別所留置されたりした時は何はともあれ弁護士に相談してみて下さい。