亀井 真紀 Kamei Maki
どうして自分がこんな目に遭うの?と思うような理不尽なことが社会にはたくさんありますね。それら全てについて弁護士が解決できるわけではありません。例えば相手方に謝らせたい、気持ちを変えさせたいと願ってもそれは至難の業です。でも弁護士にできることがあるのも事実です。例えば、まず抱えている悩みや不安について話を聞く、今後の予測をたてる、法律的にできることの選択肢を提示する、相手方との関係で窓口になる、一緒に悩み一緒に戦う、というものです。弁護士に相談する、依頼するということは、要はそういうことです。難しく考える必要はありません。
北海道紋別の公設事務所(ひまわり基金法律事務所)に2年間、赴任していました。弁護士がいなかった地域で、相談もしないまま、紛争という病を悪化させてしまう方が過去にたくさんいました。どんな地域でもそのようなことはあってはなりません。今でも強く思っています。
抱えている問題が法律的なものかどうか分からない方もいるかもしれません。迷ったらまずは伝えて下さい。私たちは話を聞きます。その先に僅かでも安堵や笑顔があれば、それ以上に嬉しいことはありません。
亀井真紀 弁護士